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2009.01/11(Sun)

リンゴ売りの少女

ピンポーン

インターホンのカメラ越しに見えたのは
自分の娘とあまり変わらない小学生の女の子だった。

「リンゴを車にのせてここまで来ました。
食べてみて、おいしいと思ったら
買ってもらえませんか?」

先ほどまでみぞれが降るような寒い空の下
その女の子は小さな声でこう言ったのだ。

一瞬どうしようか迷った。
こんな小さな子供が親の手伝いをして
リンゴを売りに一軒一軒まわっているのだ。
多少値段が高くても買ってあげようかなあ。

しかし・・・
我が家にはこの正月、夫の実家経由で
たくさんのリンゴをもらっていた。
これ以上リンゴを買っても
食べきれずに腐らせてしまうかもしれない。

「ごめんね。うち今、リンゴたくさんあるのよ」
そう言うと、女の子は「分かりました」と言って、
立ち去っていった。

断ってもよかったのかな。
少しくらい買ってあげてもよかったのかな。
何とも言えない気持ちが、私の中に残った。

それと同時に
こんな小さな子供に手伝って貰って
リンゴを売ろうとする親のことを思った。
それくらい商売に行き詰まっているのか
あるいは、子供を使えば買ってくれるだろうと
考えた結果?

あれからリンゴは売れたのだろうか。
もしドアを開けていたら、絶対買ったんだろうな。
私はあのとき、どうしてあげるのが一番よかったんだろう。
あれからもう2日経っているのに
まだ少し胸が痛むのだ。

テーマ : 思ったこと・感じたこと - ジャンル : 日記

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