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2008.08/12(Tue)

贈る言葉

最近、赤塚不二夫氏の葬儀で
タモリさんが読んだ弔辞が話題になった。
報道などでは、一番最後に言っていた

私もあなたの数多くの作品の一つです

という言葉だけがクローズアップされていたが、
全文を読んでみると、本当に味わい深い、
そしてあの二人の関係だったからこそ
読めたものだったのだと思う。

この弔辞の中にあった

「私はあなたに生前お世話になりながら、
一言もお礼を言ったことがありません。
それは肉親以上の関係であるあなたとの間に、
お礼を言うときに漂う
他人行儀な雰囲気がたまらなかったのです」


という一文を読んで
自分のことを思い出した。

結婚式の時、一般的には
披露宴の最後で、花嫁から両親に
感謝の言葉を述べることが多い。
でも、私はそれをしなかった。
もちろん今まで育てて貰って感謝はしているけれど、
「ありがとうございました」とか
「お世話になりました」などという言葉が
とても空々しく感じられ、
それを言うことによって
私と両親が、何だか他人行儀な関係に
なってしまうような気がしたからだ。

同じように、末期ガンだった父と
最後に会ったときにも
私は感謝の言葉を言うことができなかった。
生きている父と交わす最後の言葉を
他人行儀なものにしたくなかったのだ。

だから私は、タモリさんが
生前の赤塚氏にお礼を言いたくなかった気持ちが
とてもよく分かった。

言葉に出さないと伝わらないことも多いけれど、
自分に近しい人たち
自分がとても愛している人たちには
言葉に出さなくても、気持ちが伝わって欲しい。
私たちは“他人”ではないのだから。

お父さん、
私はまさにあなたの「作品」です(笑)。
結婚式の時にも
葬儀の時にも
うまく言えなかったけれど、

ありがとう。
今まで育ててくれて
ありがとう。
本当にお世話になりました。

テーマ : 思ったこと・感じたこと - ジャンル : 日記

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