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2006.03/23(Thu)

「香り」の記憶

昨日、部屋の整理をしていたら、昔買った古い香水が見つかった。
エスティーローダーの「ビューティフル」
私が一番長く使っていた香水。
もう色も劣化してしまっていて、肌につけることはできなかったけれど、部屋の中にスプレーを吹きかけてみた。

使っていた当時の事を色々思い出した。

20代の前半から後半にかけて、いくつかの香水を使っていた。
クリスチャン・ディオールの「ディオリッシモ」「タンドゥール プワゾン」
キャシャレルの「アナイスアナイス」
シャネルの「No.19」
ジバンシーの「オーデ ジバンシー」
エスティーローダーは他に「ホワイトリネン」「プレジャーズ」などなど。

でも私も、私の好きだった人もこの「ビューティフル」の香りが大好きで、彼に会うときはいつもこの香りをつけていた。

ちょうど仕事も波に乗っていて、毎日新しいものを吸収していくのが楽しみな時期でもあった。
たくさんの人達と出会い、そして別れていった。

ふと、星新一の「鍵」という話を思い出した。
鍵を拾った男がそれに合う鍵穴を探して旅する。
男は、鍵穴を探すために色々な人と出会い、たくさんの冒険をしていく。
それでも、鍵に合う鍵穴は見つからない。
男は、死ぬ間際にその鍵に合う鍵穴を自分で作り、扉を開ける。
すると、扉の向こうには美しい女神が立っていて、「あなたの欲しいものを何でもあげます」と言われるのだ。
それに対して男は答える。

「なにもいらない。いまのわたしに必要なのは思い出だけだ。それは持っている。」と。

香水は劣化してしまうけれど、私の「思い出」は劣化することなく、いつまでも心の奥で輝いているのだろうか。

そんなことを思いながら、その懐かしい香水を処分した。
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テーマ : ひとりごと - ジャンル : 日記

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